強い冬型の気圧配置の影響で東北から九州の日本海側を中心に記録的な大雪が続き、雪下ろし中の事故や落雷による死者は100名以上、平成18年豪雪以来の被害となり、今後も十分な警戒が必要な状態が続くと予想されています。
神奈川教区災救隊では、去る2月17日~19日、災救隊本部の要請を受け、新潟県長岡市へ除雪ひのきしんに行かせていただきました。
15日夜に出動が決まり、慌ただしい中での出動となりましたが、即応して下さった隊員8名は、17日朝6時に天理ビル下に集結し、一路新潟を目指して出発。晴天の下での出発でしたが、関越トンネルを抜けると、そこには車の背丈を越す雪の壁が延々と続き、見たことの無い風景に一同は唖然。正午前に宿営地である魚沼分教会に到着後、結隊式、13時から教会周辺の除雪ひのきしんに、氷点下の中であるにも関わらず、ありがたい汗を流させていただきました。我々の背丈を遥かに越え、深い所では4メートルを越す積雪で、どこを見ても、雪、ゆき、ユキ。それらをスノーダンプと呼ばれるスコッブのお化けのような道具を使い、ふとももの付け根まで雪に埋もれながら、邪魔にならない場所に除雪。除雪した雪は、場所によっては建物2階の高さを越える雪山も見受けられました。
現地の人の話によると、この雪は4月いっぱいまで残るそうですが、いずれは跡形もなく消え去ってしまいます。その自然の恵み、親神様の御守護の大きさにただただ畏敬の念を感じるばかりです。
18日は午前中に薭生(ひう)分教会で、午後は小千谷分教会、19日の午前中も小千谷分教会で除雪のひのきしんをさせていただきました。薭生分教会では高齢の会長さんが一人で4回も屋根に登り雪降ろしをされているとのことで、我々の出動を心から喜んで下さいました。
「人をたすけなされや」との教祖の教えを、結構にお与えいただいた身上を使わせていただき体現し、隊員一同は喜びの中で、神奈川に帰らせていただきました。
昨年より国の内外で天災が続いておりますが、それらを通して、親神様が人々の助け合いを促されている事は間違いのない事だと思います。
災救隊では、今後も有事に備えて訓練を怠ることなく、更には、親神様におよろこびいただけるようにつとめ、陽気ぐらし世界実現を目指して、日々成人の歩みを続けさせていただきたいと存じます。今後ともお力添えを賜りますようよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
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