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教区

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教区長挨拶(2022年4月1日)

いよいよ新体制での活動が始まりました。
前期を振り返りますと、二年余りのコロナ禍で思うように活動が推められないことも多かったように感じますが、リモートによる会議や活動を取り入れるなど、新たな試みにより教区活動が出来たことに御礼申し上げます。
今期の活動を進めて行くにあたり、二年目に教祖百四十年祭の三年千日と立て合う旬を迎える事になります。
年頭のご挨拶で真柱様より「道を伸展させるためには、いろいろな意味において、教祖の年祭を勤めることは大切なことであると思いますので、次の百四十年祭は勤めさせていただきたいと思っているのであります。」とお述ベ下さいました。
私は、教祖が、つとめの完成を終始願われた史実を思うと何時も思い出すのは、「稿本天理教教祖伝」第十章「扉ひらいて」の教祖が現身をかくされる直前の緊迫した様子であります。
「教祖のお身上がいよいよ迫って来たので、一同全く心定まり、眞之亮から、おつとめの時、若し警察よりいかなる干渉あっても、命捨ててもという心の者のみ、おつとめせよ。と、言い渡した。」とあり、その日のおつとめは、形の上ではできていなかった。けれども、教祖のご様子は「陽気な鳴り物の音を満足気に聞いておられた」と誌されてあります。教祖は、何を満足にお思いくだされたのでありましょう。それは「律ありても心定めが第一やで」とのお仕込み、「価を以て実を買うのやで」と受けられた、初代真柱様の決心と行動に違いないのであります。
今の私たちには想像のできない当時の様子かもしれませんが、現在コロナ禍に置かれている私たちに対しても、状況が整っている整っていないの問題ではなく、決心する姿とコロナによって断ち切られた心のつながりを取り戻す、まさにその旬を迎えていると思案いたします。身近なところに心の目を向けてひと様のたすかりを願い、心に定めて動けば必ずや何かの芽生えの御守護を頂戴できると思います。
今期の各部各会は今までの活動内容にとらわれることなく改めて見直しをし、実のある活動を目指して推し進めていきたいと思います。お互いに優しい言葉を掛け合い何事も結構と勤める姿に天に届く理を頂戴できると信じます。今期も教区活動の上にご理解ご協力の程、宜しくお願いいたします。

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