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20250201ひのきしんスクール「不登校」開催

2月1日、教務支庁で「不登校
ー寄り添う手立てを考えてみようー』をテーマにひのきしんスクールを開催。スタッフを含む26名が参加しました。


 まず、ひのきしんスクール運営委員の辻真一先生(甲京分教会長)から『ひのきしんとは』の講義があり、引き続いて、公認心理師で、神奈川県内でスクールカウンセラーをしている岡田節子氏から『不登校の現状』の話を聴きました。
 最初に「不登校」のイメージについて、それぞれ考え、不登校の子どもは周囲に悪いイメージを持たれていると思っているとのこと。次に神奈川県の不登校の子どもが増加している状況と、それによって取られている対応についての説明がありました。また、架空事例を題材に、二人一組のロールプレイを用いて、不登校の子どもの気持ち、親の気持ちを想像して言葉にしてみました。そして、その思いを例に挙げ、カウンセラーとしての関わりの基本とポイントを話されました。最後に、「不登校」の本人や家族と関わる時に大事なこととして、「自分自身の価値観は、棚の上に置いておく」「本人の良いところ、できているところ、がんばっているところ、工夫しているところを見つけて、本人や家族に伝える」こととアドバイスをいただきました。おたすけの姿勢としても、とても参考になるお話でした。


 午後からは、辻真一先生より『不登校対応講座』と題して、お話いただきました。先生は不登校対応講座講師として、FR式不登校対応チャートをもとに進められ、子どもの未来のために、親がやってはいけない事、親がやるべき事を分かりやすく説明されました。やってはいけない事として、○無理な登校刺激 ○諦めて放置する○原因を探ろうと質問攻めにする○正論で子どもを追い込む ○経験談を押し付ける。また、やるべき事として、○不登校に対する正しい理解と認識を持つ ○親の本音を上手に伝える ○親子間のコミュニケーションを充実させる。この講義は不登校に対する正しい認識を得る貴重な時間となり、更なる学びの必要性も感じました。


 締めくくりに、岡田先生、辻先生が登壇し、遠藤教一・厚生部次長による司会のもと、質疑応答の時間が持たれ、参加者の質問にも丁寧にお答え頂きました。一日を通して、参加者は各講師の話に熱心に耳を傾けながら、不登校への理解を深め、本人や家族への寄り添い方などを学びました。

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